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心の悲鳴 [医学・医療・雑感小文]

心の悲鳴

「心の病」で休職する社員が増えているという。

財団法人「労務行政研究所」によると、上場企業など250社のうち、うつ病など心の病で1カ月以上休職している社員が「いる」は62.7%。

従業員1000人以上の企業では93.2%が「いる」で、特に20代、30代の若年層での増加が目立つという。

休職者が完全に職場復帰した割合は、「半分程度」が22.5%、「7~8割」が21.5%、「9割以上」が20.4%。

復帰できた人が多いことは少しホッとするが、「半分程度」と「9割以上」ではずいぶん差がある。

9割以上の会社ではどんな対策が功を奏したのか。

詳しいレポートを知りたい。

ともあれ、

「お若ぇの、おつらいだろうが、がんばりなせぇ」と申し上げたい。

こちらも貧乏ながん老人なのだが…。
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漱石・賢治・チャイコフスキー [医学・医療・雑感小文]

漱石・賢治・チャイコフスキー

気分障害は、単極性、双極性、大うつ病、双極性障害の四つに分けられる。

単極性は軽いうつ状態、双極性は軽い躁(そう)状態とうつ状態の繰り返し、大うつ病は通常のうつ病だ。

双極性障害(躁うつ病)にはⅠ型とⅡ型がある。

Ⅰ型は通常の躁病とうつ病が交互に現れる。

Ⅱ型は軽い躁状態と通常のうつ病が交互に現れる。

メディアセミナー「双極性障害の理解を増すために」で、国立精神・神経センター武蔵病院の樋口輝彦院長は、躁うつ病の例として宮沢賢治と夏目漱石とチャイコフスキーをあげた。

賢治の「注文の多い料理店」は躁状態が強く反映された作品だが、晩年はうつ状態になった。

漱石の「吾輩は猫である」は軽躁期の作品で、「行人」はうつ状態で書かれた。

チャイコフスキーの「冬の日の幻想」「悲愴(ひそう)」はうつ期の所産で、オペラ「かじやワークラ」は軽躁期に作られた。

精神的に傑出した人の生涯と作品を精神病理学的な観点から研究分析する「病跡学」という学問からみると、そういうことになるそうだ。
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気分障害 [医学・医療・雑感小文]

気分障害

うつ病は「心の風邪」といわれるほど、ありふれた病気になっている。

患者が急増し、精神科クリニックはパンク状態、新患予約は「1カ月待ち」というところもあるそうだ。

昔、うつ病は、性格的な素質が絡んでいる「内因性」と、周囲の状況に影響された「反応性」に分けられていた。

いまはそういう分け方はしない。

何かのきっかけや誘因があって発症し、脳の中に変化が生じる病気と、とらえられている。

WHO(世界保健機関)の診断基準は、躁鬱(そううつ)病とその関連疾患をまとめて「気分障害」と呼び、単極性(うつ病相のみ)、双極性(躁病相、うつ病相)、大うつ病(従来の単極性うつ病)、双極性障害(双極Ⅰ型、Ⅱ型)と分類している。

ひらたく言えば、軽症で周りにはわからないことの多いのが単極性うつ病で、はた目にもおかしく見えるほどハッキリわかるのが大うつ病。

気分が浮き立つ躁状態と、沈み込むうつ状態を繰り返すのが双極性で、その度合いが異常に大きいのが双極性障害ということになる。
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費用対効果 [医学・医療・雑感小文]

 費用対効果

ピロリ菌は抗生物質で除菌できる。

が、そのコスト、除菌の失敗、副作用の逆流性食道炎(ピロリ菌を除菌して胃粘膜の炎症が治まると、胃酸の分泌が増え、胃酸が食道内に逆流しやすくなる)などの理由をあげて、胃がん予防のためのピロリ菌除菌を疑問視する意見もある。

しかし、ピロリ菌と胃がんに詳しい畠山昌則・東京大教授(感染腫瘍学)は、日本の胃がんの現状、社会的コストを考えれば、ピロリ菌除菌は絶対必要だと言い切っている。

日本では毎年、約13万人が新しく胃がんと診断され、約5万人が死亡している。

男性ではがん死の2位、罹患数は1位、

女性では死亡数も罹患数も3位。

ピロリ菌感染者が70%以上という団塊の世代ががん年齢になった今後はさらに増えるかもしれない。

ピロリ菌感染者からは10年間におよそ3%、胃がん患者が出ている。

青年期から発がんまでの約30年間の発がんレンジを考えると、ピロリ菌感染者が胃がんになる危険率は約10%になる。

「10人に1人が同じがんになる可能性があるわけで、これはかなり危険な数字といえます」

ピロリ菌の除菌については、そのためのコストも問題にされる。

除菌費用を1人1万円とすると、日本の総感染者は6000万人だから6000億円を要する。

一方、ピロリ菌感染者の10%は胃がんを発症するといわれるが、少なくとも500万人の胃がん患者のトータル治療費は軽く1兆円を超える。

また、胃がん手術後の回復・社会復帰には1カ月ないし1カ月半かかるが、除菌は薬をのむだけだ。

ピロリ菌を除菌すれば約10%、逆流性食道炎が起こるといわれ、食道がんが発生する心配がある。

実際、アメリカではピロリ菌の除菌によって食道がんの発生率がわずかに上がるため、除菌に否定的な意見がある。

この意見について、畠山教授は、

「日本とアメリカでは全く状況が違う。

日本人の胃がん患者は、アメリカの10倍以上、圧倒的な多さです。

除菌が胃がんのリスクを下げるメリットを考えると、食道がんのリスクを議論する余地はない。

アメリカを基準にして判断するのは大きな間違いです」と話している。
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ピロリ菌の型 [医学・医療・雑感小文]

東アジア型vs欧米型

胃がんの発症にピロリ菌が絡んでいるのは決定的で、日本人にはピロリ菌感染者が多い。

が、それだけが日本人に胃がんが多い理由ではない。

胃がんになりやすい民族的な遺伝的素因、食生活の特徴(高塩分食)に加えて、日本人のもつピロリ菌の型が、欧米諸国のそれに比べて病原性が強いことも大きな一因と考えられている。

ピロリ菌は、遺伝子の型によって、東アジア型と欧米型に大別される。

東健・神戸大学消化器内科教授と畠山昌則・北海道大学遺伝子制御研究所教授(当時。現東京大教授)は、福井県と沖縄県(胃がんの発症率が全国で最も低い)のピロリ菌の菌株を解析した。

福井の65株(慢性胃炎36、胃がん29)はすべて東アジア型、沖縄の50株(慢性胃炎42、胃がん8)は、東アジア型が28株、残りは欧米型とそれに準ずるタイプだった。

胃がん株はみな東アジア型で、慢性胃炎株の東アジア型は、欧米型に比べて胃粘膜の委縮が高度だった。

つまり東アジア型のピロリ菌は、胃粘膜の萎縮や胃がんの発症に強く関与することがわかった。
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がんと潰瘍 [医学・医療・雑感小文]

がんと潰瘍

ヘリコバクター・ピロリ、通称ピロリ菌。

語感は軽くてユーモラスだが、なかなかどうして重くてシリアスな厄介ものだ。

慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる。

胃がんは胃の粘膜の細胞が異常に増殖し、胃潰瘍は細胞がはがれ落ち、その下の組織が傷つけられる。正反対の病態だ。

原因は同じピロリ菌のはずなのに、どうしてそういうことになるのか。

ピロリ菌による胃がん発症のメカニズムを明らかにした、畠山昌則・東京大教授(感染腫瘍学)によると、がんと潰瘍の分かれ目を決めるのは、宿主(ピロリ菌の感染者)の側だ。

潰瘍になるのは、体質的に胃酸を分泌する力が強い人だ。

ピロリ菌によって壊され、傷ついた粘膜に胃酸がどんどん流れ込み、潰瘍ができる。

一方、胃酸を分泌する力の弱い人は、傷ついた粘膜がいつまでもくすぶり続ける慢性胃炎となり、胃がんにつながると考えられる。

いずれにせよ、がんも潰瘍も、ピロリ菌を除菌すれば未然に防げるわけだ。
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薬効を高める [医学・医療・雑感小文]

 薬効のバラツキ

このごろ「パーキンソン病」という病名を見聞きすることが、ずいぶん多くなった。

患者がふえているからだろう。

国の特定疾患(難病)の中で最も患者数の多い一つだ。

脳内でドーパミンという神経伝達物質を作る細胞が壊れ、体を動かす運動発現がうまくいかなくなる病気だ。

発症年齢のピークは50~60代。

完治できる治療法はまだない。

薬をいかにうまく服用し、症状をよりよくコントロールしていくかが、養生のポイントだ。

しかし、薬の効果には個人差があり、日によって効き方にバラツキが出ることも少なくない。

「個人差が生まれる最も大きな要素は、血中濃度の差です」と野元正弘・愛媛大学医学部教授(神経内科)。

口からのんだ薬は、胃で溶けて、腸に送られ、血液に吸収され、血流に乗り、薬が作用する場所にたどり着いて、効果が発揮される。

が、人によって血液に吸収される量が違い、効果の個人差となって現れる。

同じ薬を10人に服用してもらい、血中濃度を調べたところ、最も多い人と少ない人では4倍も違ったという。

服薬のコツ

「薬の効きをよくするには、まずしっかりと腸や血液に吸収させることです」

と、野元正弘・愛媛大学医学部教授。

それにはどうしたらよいか。

「一つは、〝よい気分で暮らすこと〟です。

人はリラックスしていると、副交感神経が働いて、消化管に血液が豊富に回り、食べ物や薬も吸収されやすくなります。

反対に、緊張状態のときは交感神経が優位になり、胃腸の働きや消化液の分泌が低下し、食べた物の消化も、薬の吸収も悪くなります。

イライラしているときにのんだ薬は効きにくいのです」

「二つは、〝よい体調を保つこと〟です。

たとえば便秘がちの人は胃腸の働きが悪くなり、薬の吸収も低くなりやすい。

便秘を予防し消化管の働きを改善する薬を一緒にのむと、よく吸収されることが多い。

質のよい睡眠をとることも大切です。

体調がよくなるとともに、消化管の働きもよくなって、薬の吸収が上がることもあります。

質のよい眠りをとるための基本は昼間の運動。ウォーキングなどで体調を整えることを心がけてください」

胃腸の状態を知ることも大切だ。

たとえば、食前の空腹時服用が指定された薬の場合、薬だけをのむと吸収されにくい人がある。

ビスケットやパンなど一切れ食べて、胃に刺激を与えてからだと、吸収されやすくなる。パーキンソン病の薬のLドバは、胃酸で溶けるが、胃酸の少ない人だと吸収されにくい。

水に少しレモン水などを入れると吸収がよくなる例が10%程度ある。

 このように薬をのむコツには個人差がある。2~3回試してあまり効果がなければ、自分には向いてないことがわかる。

数回試して「かなり効きが違う」と感じたら、医師に話して処方に活かしてもらおう。

パーキンソン病では、薬の効果が切れると、しびれや痛みが起こることがある。

これには鎮痛薬はあまり効かない。

薬効が途切れない工夫をするとよい。

具体的には1日の服用量は変えず、1回の量を少なめにして、のむ回数を増やすなど、主治医に相談してみよう。

─以上、日本イーライリリー発行「マックス」29号より要約。
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便通食品と便秘薬 [医学・医療・雑感小文]

便通食品便秘

◎便秘のタイプ

大腸は実に精妙でデリケートな臓器だ。

その働きが過敏になると、下痢もするし、便秘もする。

この過敏性腸症候群の便秘型は、女性に多い。

便秘には、腸管の動きが悪い「弛緩(しかん)性便秘」と、逆に腸管の緊張が強すぎる「けいれん性便秘」がある。

過敏性腸症候群の便秘型の多くはけいれん性だ。

けいれん性便秘を治すには、便の硬さを変える(便を軟らかくする)ことと、腸の緊張を取ることの二つの対処法が必要だ。

弛緩性便秘も、やはり便を軟らかくすることと、腸の動きをよくすることの二つになる。便を軟らかくする点は同じだが、けいれん性は腸の緊張をゆるめ、弛緩性は緊張を強める。正反対の対処法になるわけだ。

便秘解消には食物繊維を─といわれるが、弛緩性とけいれん性では、繊維の種類による向き・不向きがある。

水に溶けない不溶性繊維(セルロースなど)は、便は軟らかくなっても、大腸に刺激を与え腹痛が強くなるので、けいれん性には向かない。

水溶性繊維なら、けいれん性にも弛緩性にも効果的だ。

◎食物繊維

食物繊維には、水に溶ける水溶性繊維と、溶けない不溶性繊維がある。

水溶性の食物繊維は、ペクチン、グアガム、グルコマンナンなどで、多く含む食品は、果物、海藻類、コンニャクなどだ。

不溶性の食物繊維は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどで、小麦ふすま、干したエンドウマメ、ダイズ、干しシイタケ、カンピョウ、切り干し大根などに多く含まれている。

◎便秘薬

しかし、頑固な便秘は食物繊維を多くとるだけではなかなか治らない。

腸管の病態に合わせた、消化管運動の異常を改善する治療法が必要と専門医は指摘している。

その治療に多く用いられるのが、「ポリカルボフィルカルシウム(商品名・ポリフル、コロネル)」という薬だ。

腸管内で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増やし、便を軟らかくする作用がある。

薬の成分が体内に吸収されないので副作用の心配は少ない。

そのぶん効果の現れるのが緩慢で、「やや改善」は比較的早い段階から得られるが、「改善」以上の効果が得られるのには約8週間かかる。

すこし気長にのみ続ける必要がある。

いや、というのはちょっと古くて、いまはもっと早く効果の現れる薬もある。

2012年、便秘治療薬としては約30年ぶりに発売された「アミティーザ」がそれだ。

小腸に作用し、便に含まれる水分をふやし、便を軟らかく移動しやすくする。

慢性便秘に広く効果があり、長く飲んでも効きがわるくなることが少ないという。
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体内リズム [医学・医療・雑感小文]

体内リズム

朝、昼、晩、だいたい決まった時分どきには腹がへる。

夜は眠くなり、朝がくれば目が覚める。

こうした規則的な体のリズムを「生物時計」という。

食事や睡眠だけでなく、頭脳労働や休息なども、この体のリズムに合わせると快適な充実感が得られる。

夜は12時前に眠り、朝7時前に起きる。

最も疲労が少なく、頭がクリアーな午前中を頭脳労働にあて、代謝が上がって体が活性化する午後に活動的な作業をするのが合理的だ。

食事は、食べてから5時間くらいたつと血糖値が下がるので、5~6時間おきに1日3回とるのが体内リズムに合っている。

薬も、その薬が少量でよく効く時間に飲むのがよいと、専門家は言っている。

例えば脂質異常症の薬(スタチン)は夕食後の服用が合理的。

コレステロールは夜、合成されるからだ。

鎮痛薬は、夜間は多めに、午後は少なめに─。痛覚は夜11時ごろが最も敏感で、午後3時ごろに最も低下するからだ。

なお、いま流行のサプリメントコエンザイムQ10は食後すぐに飲んだほうが体への吸収効率がいい。
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エコ脳のすすめ [医学・医療・雑感小文]

 エコ脳のすすめ

現代人の脳は、ワーキングメモリー(作動記憶)の使い過ぎでオーバーヒートしがちだ。

へばった脳をクールダウンする「ハンドマッサージ」の効果を、古賀良彦・杏林大学医学部教授(精神神経科)と、ユースキン製薬の研究チームが、脳内血液の酸素量を測定する機器(光トポグラフィ)で確かめた。

実験は、脳に負担を与える計算課題を、

①ハンドマッサージなし。

②ハンドマッサージのみ。

ビタミンクリーム+ハンドマッサージ。

④ビタミンを除いたクリーム+ハンドマッサージの四つの条件で行った。

結果、③のときが最も脳内の酸素を消費せずに同じ課題をクリアーすることができた。

「車が低燃費のほうが評価されるように、同じ成果を出すのであれば、脳も省エネ=エコ脳である方がよい。

仕事や勉強、家事など日常のさまざまな場面で、脳の元気を回復するハンドマッサージをお勧めします」と古賀教授。

日ごろちょっと一息入れるたび、手を小まめにマッサージすることをクセにすればよいのではないか。
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