So-net無料ブログ作成

小児のインフル [医学・医療・雑感小文]

小児のインフル

子どものインフルエンザはこじれやすい。体力や免疫力が弱いからだ。

子どものインフルにはこんな特徴がある。

① 高熱が出る。いったん下がった熱が、半日か1日で再び高くなる「二峰性発熱」がみられる。

② 約10%に熱性けいれん(ひきつけ)を伴う。

③ 呼吸器症状(気管支炎、肺炎、中耳炎など)、消化器症状(吐く、下痢など)、脳炎・脳症の合併率が高い。

④ 神経症状(意識障害、異常行動、うわごとなど)が現れやすい。

とりわけ乳幼児は症状が急変し、重症化しやすい。

高熱が続いて水分を飲めないと脱水を起こしやすい。

手や足に痛みを訴え、歩けないようなときは筋肉炎を併発している恐れがある。

いちばん怖いのは脳炎や脳症を発症することだ。

国立感染症研究所のインフルエンザ脳症調査によると、季節性インフルの脳症は、0~4歳で発症する例が多く、新型インフルでは5~9歳が中心で、7歳が最も多かった。

脳炎や脳症の最初の症状はひきつけのことが多い(ひきつけイコール脳炎・脳症ではないが)。

すぐさま小児科へ─。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

大根の話 [医学・医療・雑感小文]

 大根の話
 
 大根煮て息子古風に育てけり    石川昌子

いいなぁ、ここに日本の母あり、古きよき時代の家庭あり。

子の情操をはぐくむ食育の模範のようにも思われる。

大根は、葉も根も1本まるごと食べると、ビタミンC、カロチン(ビタミンA)、カリウム、カルシウム、鉄などさまざまな栄養素が得られる。

昔の人は「大根どきの医者知らず」と言った。胃腸の弱い人、歯の悪い人も楽に食べられる。

豊富に含まれるアミラーゼ(ジアスターゼ)は、もちやご飯などのでんぷんを消化する酵素で、胃を大いに助ける。

ただ、熱を加えると壊れる。

大根おろしは首の部分でつくるのがよいと管理栄養士に教わった。

その部分のアミラーゼの活性が最も高いのだそうだ。

カリウムは血圧を下げるミネラルで、心臓の筋肉を丈夫に保つ作用もする。

高血圧や心臓病の人は特に多く取ったほうがよい。

カリウムは水に溶けやすく、葉野菜に含まれるカリウムは、煮ると半分以下に減るが、大根だと八割以上は残る。

煮汁を飲めば、溶け出したカリウムもとれる。

大根の葉には体内でビタミンAに変わるカロチン、ビタミンC、カリウム、鉄が、緑黄色野菜の王者ホウレンソウにひけをとらぬくらい豊富だ。

根にも(葉には及ばないものの)ビタミンCが多い。ビタミンCの多彩な作用の一つは、風邪を防ぎ・治す効果だ。

冬場に多くとりたいビタミンだが、水溶性ビタミンだから、葉野菜を煮ると4分の1に減る。

大根はほんの少し減るだけだ。根菜の利点だ。

皮膚と粘膜の栄養に欠かせないビタミンAは、脂溶性だから油と一緒だと吸収がよい。

大根葉の油いためはAの給源として、絶好の一品だ。

切り干し大根は、カルシウムや鉄などのミネラルの宝庫。

大根を切り干しにすると、カルシウムは15倍、カリウムは10倍、鉄は31倍、食物繊維は11倍に増える。

カルシウムは骨の老化を防ぎ、鉄は貧血を防ぎ、カリウムは血圧を下げ、食物繊維は便通をよくし、大腸がんを防ぐ。

「米、大豆、イワシ、大根は、日本人の栄養を守る<食の四天王>だ」と戦前の著明な栄養学者は言っている。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

白菜の三徳 [医学・医療・雑感小文]

 白菜の三徳

小さな幸 白菜鍋に沸騰す   今泉荻泉

寒夜にうれしい鍋に欠かせないのが、白菜。

白菜に多く含まれる「軟繊維」は、一部が体内で消化される繊維質なので、胃腸のぜん動を促し、便通をよくする。

葉質も柔らかく、お年寄り向きの最良の野菜といえる。

白菜の栄養的特徴で最も大きな一つは、ビタミンCが比較的豊富なことだ(100㌘中約20㍉㌘=ニラと同量)。

漬物にしてもほとんど失われない。

が、ビタミンCは、熱に弱い。

鍋物のときはぐつぐつ煮ないで、しんなりとなった半煮えを食べるとよい。

ビタミンCは、風邪を防ぐ、がんのリスクを少なくする、血中コレステロール値を下げる、アレルギーを抑えるなどさまざまな作用が知られている。

白菜に含まれるたんぱく質は、アミノ酸のバランスのよくとれた良質のものだが、量はあまり多くない。脂肪や糖質もごく少量だ。

つまり白菜も他の野菜同様、いくら食べても肥満の心配は要らない。

洗ひ上げて白菜も妻もかがやけり   能村登四郎
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

百歳の血圧 [医学・医療・雑感小文]

 百歳の血圧

血圧の「上(最大)」と「下(最小)」の差を「脈圧」といい、脈圧の3分の1と下を足したものを「平均血圧」という。

脈圧の正常範囲は40~60で、平均血圧の理想値は90未満。

心臓に近い太い血管で動脈硬化が進むと脈圧が大きくなり、末梢の細い血管で動脈硬化が進むと平均血圧が高くなる。

高齢者の場合、特に脈圧が大きくなるのが普通だ。

年をとると上は高くなるが、下はそれほどでもなく、むしろ低くなることが多いからだ。

ところが、東京都老人総合研究所の研究調査によると、センテナリアン(百歳老人)の場合、上は年齢相応に高いが、下は低くなく、脈圧はあまり大きくない人が多いという。

太い血管の動脈硬化の進行が遅いことを示しているわけだ。

また、下の血圧の高い百歳老人ほど知能指数が高く、痴呆になる確率が低いという。

毎度の口上だが、動脈硬化の進行を抑えるには、適切な食生活と適度の運動。

肉も魚も卵も牛乳もバランスよく食べて、よく歩くようにしましょう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

血圧の誤解 [医学・医療・雑感小文]

血圧の誤解
 

「上は160だが、下が70だから、まぁまぁじゃないか」と、自分の血圧について、同年の(つまり老齢の)友人が言った。

そうした誤解をもつ人はけっこう多いようだ。

上すなわち最大(または最高)血圧は、心臓が収縮して血液を動脈に送り出したときの動脈壁にかかる圧力で、収縮期血圧という。

下すなわち最小(最低)血圧は、心臓が拡張して血液が心臓に戻ってくるときの動脈壁にかかる圧力で、拡張期血圧という。

理想の血圧は、上が120㍉Hg(水銀柱)、下が80㍉Hg未満だが、動脈硬化が進むと当然、血圧は高くなる。

高齢者で140─90未満だったら上々だ。

では、上が高くても下が低かったら大丈夫なのか?

そんなことはない。

上と下の差を「脈圧」、脈圧の3分の1の数値を下に加えたものを「平均血圧」といい、血管の状態を判定する指標とされる。

脈圧の正常範囲は40~60で、平均血圧の理想は90未満だ。

上が160─下が70だと脈圧は90、平均血圧は100。

かなりヤバい状態と言わねばならない。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

朝の大波 [医学・医療・雑感小文]

 朝の大波=早朝高血圧 

高血圧をきちんとコントロールしないと、動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病を引き起こす。

それはよくわかっていながら、目標値まで血圧を下げることができない人がとても多い。

大きな理由は、高血圧は無症状だからだろう。

痛くもかゆくもないし、めしも酒もうまいから、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりする。

医師の指示どおり薬を飲まなかったりもする。

こうした人たちの多くにみられるのが、朝の血圧が異常に高くなる「早朝高血圧」だ。

朝、目が覚める前後に急上昇する(モーニングサージ=朝の大波)タイプと、夜も血圧が下がらないままなだらかに上昇するタイプ(持続型)がある。

どちらも日中、病院で血圧を測ってもらうころには、安定しているので、医師も見過ごしてしまいがちだ。

高血圧と診断されていない人たちの中にも、早朝高血圧の人が多いし、降圧薬を服用している人の50%以上が早朝高血圧だったという研究報告もある。

「家庭血圧の測定が大切。自分で血圧を測って早朝高血圧の早期発見を─」と専門医は勧めている。



タグ:早朝高血圧
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

高血圧はがんには強い? [医学・医療・雑感小文]

 高血圧問題

低血圧の人は、体の不調をかこつことが多いが、高血圧の人は、一般に症状の出ないうちは元気旺盛で、活動的な人が多い。

最大血圧が200㍉前後にも上ると、頭痛、肩こり、めまいなどの症状が出てくる人もあるが、160㍉やそこらでは何の症状もないのが普通だからつい油断してしまう。

それが問題だ。

元気旺盛な活動家タイプなので、いきおい食事なども早食い大食型になりがちで、肥満を招いてしまう。

肥満すると血圧はさらに上がり、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、痛風などの誘因になる。

高血圧の人はこうした病気によくよく気をつけなければいけない。

半面、高血圧の人は、伝染病やがんには強い傾向がみられるという。

例えば結核にかかりにくく、かかっても比較的よい経過をたどることはよく知られている事実だ。

がんに強いというのは、高血圧は動脈硬化を促進する、動脈硬化の進んだ人にはがんが少ない、故に高血圧はがんになりにくいということのようだ。

いささか科学的根拠に乏しい、あまりうれしくもない三段論法か。
タグ:高血圧 がん
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

低血圧問題 [医学・医療・雑感小文]

 低血圧問題
 
冬は、高血圧の人にとっては危険な季節だ。

寒冷刺激で血管が収縮すると、高い血圧がさらに高くなるからだ。

一方、低血圧の人は、低過ぎた血圧が上昇するので、体調がよくなる。

高血圧と低血圧、どちらが問題かといえば、高血圧のほうだ。

医学的に低血圧が問題になるのは、血圧が低いためにさまざまな症状に悩まされたり、低血圧による異常がみられる場合だ。

これといった症状がなく、ただ血圧が慢性的に低いだけなら、とりたてて問題にしなくてもいい。

しかし、程度の差はあるものの、なんらかの自覚症状につきまとわれている人が少なくない。

最も苦痛に感じる症状は、めまい、疲れやすい、頭痛、どうき、食欲不振、肩こり、不眠など。

寝起きが悪い、耳鳴り、胃もたれ、便秘を訴える人も多く、「健康状態を気にし過ぎる」のも、低血圧の人の特徴だと専門医は指摘している。

体に気をつけるのは大切なことだが、度が過ぎるとかえってマイナスに働くことがある。

低血圧の人には長生きが多い。のんびりいきましょう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

脳卒中は完全に予防できる [医学・医療・雑感小文]

 脳卒中予防食

 脳卒中ネズミの研究によって、

「いまや脳卒中は完全に予防できる時代になったのです」と家森幸男・京大名誉教授。

「特別むずかしいことなどは何もありません。次に挙げる事項を守ればいいのです」

●食塩を減らす。

●野菜、果物などカリウム食品を多くとる=食塩に含まれるナトリウムは高血圧の危険因子。

細胞の中のナトリウムとカリウムのバランスが高血圧になるかどうかの決め手だ。

野菜のカリウムは煮たり、ゆでたり、漬物にすると失われる。

できればサラダやいためものをたくさん。

●たんぱく質を多くとる=魚や肉の動物性たんぱく質に多く含まれるアミノ酸のメチオニンやタウリンは、脳の血圧中枢に働いて血圧を下げ、また、ナトリウムを体から追い出す。

ダイズなどの植物性たんぱく質は血管を強くする。

ただ、肉を多くとると脂肪の取り過ぎになる。魚とダイズ製品がよい。

●脂肪も適量に=少なすぎても多すぎてもいけない。1日55㌘程度。

●ビタミンEなども適量に─。

要するに、バランスのとれた食事、これにつきる。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

ネズミと人間 [医学・医療・雑感小文]

 ネズミと人間

脳卒中ネズミの実験は、さまざまな知見を与えてくれた。

が、それがはたして人間にも当てはまるかどうか。

一番肝心な問題はそれだ。

例えば高血圧と脳梗塞(こうそく)の関係はどうか。

脳卒中治療の専門医によると、血圧が低ければ低いほど脳卒中の発症率は低くなる。

降圧剤の臨床試験で、上の血圧が10㍉、下の血圧が5㍉下がると、脳卒中のリスクが30%へることが確かめられている。

また、抗血小板薬のアスピリンでも脳梗塞の発症は25%ぐらい抑えられる。

脳卒中ネズミの実験では、コレステロールと脳梗塞の関係も確かめられた。

が、臨床的には近年までコレステロールは脳卒中とはあまり関係ないとされていた。

そうではないことが、コレステロールを下げる薬=スタチンの治験でわかった。

欧米での多くの治験で、スタチンによって心筋梗塞の発症率が見事に下がることが証明された。

ついで脳卒中はどうか調べてみたら、脳卒中の発症率も20~30%下がることがわかったという。

ネズミの実験が、人間のスタディで実証されたわけだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。