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葛根湯医者 [医学・医療・雑感小文]

 葛根湯医者

漢方の風邪薬の代名詞のような葛根湯(かっこんとう)は、ひき始めの風邪には特によく効く。

その薬効のメカニズムも科学的に解明されている。

葛根湯の成分が、風邪のウイルスを食べる細胞「マクロファージ」の働きを活性化するのだという。

しかし、漢方でいう「葛根湯の証」(頭痛、発熱、悪寒、首の後ろのこわばりなどの4条件)に適応する病気は風邪だけではない。

例えば鼻炎、慢性副鼻くう炎、中耳炎、片頭痛、歯痛、肩こり、五十肩、神経痛、高血圧、大腸炎…といった病気にも「証」が合えば葛根湯が用いられ、よく効く。

そして、そういう「証」をもつ症例はとても多いので、江戸の昔は、どんな病人にもあてずっぽうに葛根湯を出す医者がいた。

落語に登場する「葛根湯医者」は〝ヤブ〟の別名だ。

これを裏返せば、葛根湯の適応症がいかに多いかという証拠になるだろう。

くしゃみやせき、重い物を持ち上げたりした時の「腹圧性尿失禁」に対する葛根湯の効果を報告した医師もある。

この場合は「証」とは関係なく葛根湯を投与して効いたそうだ。その話は明日─。
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