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がんと食物 [医療小文]

1位食物(35%)、2位喫煙(30%)、3位職業(4%)、4位飲酒(3%)、風土・物理的因子(3%)――というのが、アメリカ人の発がん因子のワースト5。

以下、汚染、性生活、医薬品・医療、食品添加物(いずれも1%内外)と続く。

この推計は日本人にもだいたい当てはまる。

つまり、食物とたばこに気をつけさえすれば、がんの原因の半分は避けられるわけだ。

とはいえ、食物と発がんの関係はなかなか複雑で一筋縄ではいかない。

例を挙げると、

高濃度の食塩=胃がん、食道がん。

冷蔵庫が普及し、保存食の塩干物の摂取が減ったことが胃がんを減らしたといわれる。

減塩は、高血圧だけでなく、胃がんも減らす。

脂肪の多量摂取=大腸がん、乳がん。

日本人の大腸がんの発症率は、脂肪の摂取量の増加と比例し、食物繊維の摂取量の減少と逆比例している。

つまり肉などをたくさん食べ、野菜をあまり食べない食生活を続けていると、大腸がんにかかりやすい。

野菜の漬物などからできる硝酸塩+魚肉などの低級アミン=発がん物質のニトロソアミンが合成される。

これを防ぐにはビタミンCを多くとるとよい。刺し身のつまはダテじゃない。

焼けこげや熱すぎる食物=胃がん、咽頭がん、食道がんなど。

ピーナッツなどのかび=発がん物質のアフラトキシンをつくる。

もっとも、たとえある食品に発がん性があったとしても、一度や二度食べたくらいではがんはできない。

長期間、習慣的にそういうものを食べ続けるのがよくないのだ。

だから年中ワンパターンの食事にしないこと。

同じ材料でも調理方法を変え、穀類、肉・魚介類、卵・乳製品、野菜類など、バランスのとれた、体にいい〃食い合わせ〃を考える。

よく知られているように緑黄色野菜、果物、海藻類、豆、キノコなどに多く含まれるカロチン、ビタミンC、食物繊維などは、発がんを抑制する。

結局、がん防止の決め手も、ほかの生活習慣病と同じようにやはり食物なのだ。
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