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桜、満開! [雑感小文]

世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし  在原業平

石(いわ)走(ばし)る垂水の上のさわらびの萌えいずる春になりにけるかも 志貴皇子

春風の 花を散らすと 見る夢は さめても胸の さわぐなりけり  西行

さまざまのこと思ひだす桜かな 松尾芭蕉

雪とけて村いっぱいの子どもかな 小林一茶

春来(きた)る童子の群れて来る如(ごと)く 相生垣瓜人

春や昔 十五万石の 城下哉(かな)  正岡子規

春風や 闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子

チューリップ 喜びだけを持っている  細見綾子

タグ:桜、満開!
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秋深し [雑感小文]


秋きぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる   藤原敏行

奥山に もみじふみわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき   猿丸太夫

秋深き 隣は何をする人ぞ   松尾芭蕉

今日からは日本の雁ぞ 楽に寝よ  小林一茶

初霜に負けて倒れし菊の花   正岡子規

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり  飯田蛇笏

あたたかき十一月もすみにけり  中村草田男

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「諷詠」三代の祇園祭=片山由美子 [雑感小文]

「諷詠」三代の祇園祭=片山由美子

いよいよ夏本番。

7月は祭(まつり)の季節である。

春祭はその年の豊作や豊漁を祈願し、秋祭は収穫に感謝することから始まっているのに対し、夏祭は疫病や悪霊を退散させることが起源になっているものが多い。

それだけ、昔は夏に疫病が流行し、人々を不安にさせたであろうことが想像できる。

7月の祭といえば博多祇園山笠などもよく知られているが、一か月にわたって祭一色となる京都の祇園祭は、やはり特別ではないだろうか。

祇園祭を詠んだ俳句は多いが、まず思い浮かべるのは後藤比奈夫(1917年~)の

東山回して鉾を回しけり  である。

山鉾(やまほこ)巡行の見せ場のひとつである鉾回しを、「東山回して」という大胆なアングルで描いてみせた。

後藤比奈夫は、

滝の上に水現れて落ちにけり  

の名句で知られる後藤夜半(1895~1976年)を父にもち、独特の作風で知られる。

比奈夫の子息立夫も、お家芸というべき作風を受け継ぐ俳人となった。

その立夫は、夜半が創刊した俳誌「諷詠(ふうえい)」の三代目主宰を2012年に継承したが、病に倒れ、16年の6月に72歳で死去した。

祭が大好きだったという立夫の第2句集のタイトルは『祭の色』。

そして一周忌の昨年、遺句集の『祇園囃子(はやし)』が刊行された。

立夫は絵を画(か)くことが得意で、この句集は自身の鉾の装画に包まれている。

それを手に取ると感慨深いものがある。

囃子方こぼれさうにも鉾回す

鉾町の二條若狭屋てふ干菓子

集中にこんな句があり、何度も通ったであろう祇園祭の雰囲気をさりげなく伝えている。

そして句集の最後の句であり、辞世となったのが

ころはよし祇園囃子に誘はれて

朗らかだった作者が、ちょっとそのあたりまでと言って雑踏に紛れてしまったかのようだ。

立夫の俳句は、ウイットに富んだ発想と、口語調を交えた独特の文体が特徴である。

驚いたやうに風船割れにけり

風吹いて噴水の横向きになる

会ひに行くやうに茅(ち)の輪を潜(くぐ)りたる

売れ残りさうなもの売り盆の市

水着てふこんなに小さきものを着る

見立ての面白さだけではなく、当たり前と思えることを五・七・五のリズムに乗せると、言葉がにわかにいきいきと立ち上がってくることを示す俳句である。

有季定型という伝統に、いかに現代性を吹き込むかを考え続けていたと思われる。

父の比奈夫は、百一歳の今も俳句の新しさを求め続けている。

ところどころ渇筆雨の大文字

大文字からの連想で「渇筆」を思うなど、まさに比奈夫流である。

昨年刊行した句集『あんこーる』はタイトルからして絶妙。

前句集の『白寿』に最後の句集と書いてしまったので、という次第。

百歳を前に、

もて余すほどでなけれど日の永し  

と詠むなど、その柔軟な発想が「諷詠」を支えてきたのである。

立夫亡き後、長女の和田華凜(かりん)が四代目主宰となった。

つなぎし手離し祭の中へ消ゆ

は父の最期を詠んだ作品。

長い歴史をもつ祇園祭が今年も滞りなく行われる中で、俳誌の伝統の継承などをふと思った。

毎日新聞2018年7月4日 東京夕刊
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水泳中のトラブル [雑感小文]

耳の中に水

〝寝耳に水〟ならぬ水泳中の耳の中に水が入って、溺れることがある。

 耳の穴や鼻から入った水が、中耳を圧迫し、その影響が内耳に及び、めまいや平衡感覚の失調を誘発するためだ。

 水が中耳腔(中耳の中)に入る経路は、外耳道(耳の穴)からと、耳管(中耳腔とのどの上部を連絡する管)からの二つがある。

 浸水を防ぐには耳栓をつけ、鼻から入った水を口から出すようにする。

 鼻をかんで水を出すときは、片方ずつかむ。両方同時に押さえて鼻をかむと、水が耳管のほうへ行ってしまう。

 もし、水泳中にめまいが起こっても、それで死ぬようなことは絶対ないのだからあわてないこと。

 顔を水面に出し、ふわっと水に浮いていることができれば、しだいに治まる。

 それができなくても、落ち着いて周りの人に救助を求めよう。

 こむら返りが起こったときも、やはり最も肝心なことはあわてないこと。

 焦らず落ち着いて、まず息をいっぱい吸い込み、それから顔を水中につけ、丸くなって体を浮かす。

 けいれんしている筋肉をしっかりつかみ、ゆっくりともみほぐす。これで、たいていうまくいく。

 わたしも昔――つまり若いころ(と、こう断らなければならないのは、ちとシャクだが)、一度、経験したことがある。

 むろん大丈夫だった。
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太宰治と「男の汗」 [雑感小文]

「お父さんは、お鼻に一ばん汗をおかきになるようね」

「それじゃ、お前はどこだ。内股かね?」

「お上品なお父さんですこと」

「いや、何もお前、医学的な話じゃないか。上品も下品もない」

「私はね、この、お乳とお乳のあいだに、......涙の谷、......」

 太宰治の小説『桜桃』のなかの夫婦の会話だ。

 暑い日、最もよく汗をかくところは頭、額、鼻、背中など。特に頭は大汗をかく。
 
 夏の盛りには毎日、頭を洗ったほうがよい。汗臭さは香水などでは消せないからだ。

 頭皮は整髪料なども加わって脂分が多いので、雑菌も繁殖しやすく、異臭を放ちやすい。

 そこへもってきて、暑くなると、脂腺の働きも活発になる。

 男性ホルモンは脂成分の分泌を促す作用をする。

 だから男性にはいったいに脂症の人が多い。

 脂が額や鼻に浮き出て、いわゆる脂ぎった顔になる。

 これは普通の汗(水分が99%を占める)と違って汚れやすく、皮膚炎の原因にもなる。

 男の洗顔は、女性と違って、あとの手間ひまがかからない。

 夏場はまめに顔を洗うべし。
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水の話を一席 [雑感小文]

 明治34年春、盛岡の中学校を卒業して仙台の高等学校に入学することになった金田一京助を送る短歌会が、同窓の文学青年10名ほどで開かれた。

 後年『銭形平次捕物控』の作家となる1年下級生の野村長一(胡堂)や、2年下の石川一(啄木)もそのなかにいた。

 席題は「藤10首、水10首」だったが、互選のさい、みんなの笑いを誘った歌があった。

 だれもが回ってきたその歌を読むなり、「くすりと笑い、はては、畳の上へ引っくり返って腹のそこからあはあは」と笑った。

 あめつちの酸素の神の恋成りて 水素は終(つい)に水となりにけり

「その歌の主は実に石川君だった」と、金田一京助が著書『石川啄木』に書いている。

 水は、「泉からわき川を流れ海にたたえられたり、雨となって降って来たりする、冷たい液体。

化学的には水素と酸素の化合物としてとらえられる。

 きれいなものは無色透明で飲料に適し、生物の生存に不可欠」と、金田一京助の名が編者の筆頭に挙げられた『新明解国語辞典』には、ある。

「水は副作用のないすばらしい万能薬だ」とは、シモン・バルークという米国の生理学者の言葉。

 鎮静剤、解熱剤、利尿剤、強壮剤、催眠剤として、おだやかで確かな効果が水にはあると言っている。

 朝、起きぬけに水を飲めば、

①目覚めがよくなる。
②食欲が出る。
③便通を促す。
④水の味で体調がわかる(健康状態がよければ水がうまく、体になにか異常があるときは水がうまくない)など、いろいろ効果がある。

 1日3回、コップ1杯の水を飲みほす「水飲み健康法」を勧めるのは、川畑愛義・京都大学名誉教授。

 水には精神の鎮静作用があるから、イライラしたときなど水をゆっくりと飲めば気持ちのたかぶりが静まる。

 昭和の名人、古今亭志ん生がひどい貧乏暮らしをしていたころ、家族のだれかが風邪かなにかで寝込んでしまった。

 医者を呼ぶどころか売薬を買う金もない。閉口した志ん生は言ったそうだ。

「水でも飲んでみな。病気もちったぁ薄まるだろ」
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胃がん手術の名医は夢追い人だった [雑感小文]

「ハゲに胃がんなし」の真偽を確かめる研究を、若い医局員に勧めた、脇坂順一・久留米大教授(当時)は胃がん手術の名医だった。

 長年、胃がん患者を診てきた印象が、示唆のヒントになったらしい。

 高齢登山家としても知られた脇坂先生は、1961年、48歳のときスイス・メンヒ山で海外峰初登頂。

 以来、世界各国の山に挑み続けて、1993年、80歳にしてアルプスの最高峰・モンブランをきわめ、海外150登頂を果たした。

 その折の新聞には「80歳はまだ現役」とあり、毎朝6時半起床、足踏み300回、鉄アレイ60回、冷水摩擦、ひざの屈伸400回、腕立て伏せ170回をこなす独自の鍛錬と、大豆を主食とする高たんぱく・低カロリーの食生活に徹し、

「精進の積み重ねで、たいていの夢はかなう」と話している。

 98年、85歳で海外200登山を達成。

 90歳での250回を目標とし、2000年8月で243回になったが、03年3月、夢追い人89年の生涯を閉じた。

 肺炎だった。

 漫画「サザエさん」のファンだったという。
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ハゲと胃がんの医学的関係 [雑感小文]

 「ハゲに胃がんなし」という俗言がある。

 これがあながち迷信ではないことを、30年以上も昔、統計学的に証明した医師がいる。

 久留米大学医学部外科の若い医局員だった柿添健二医師だ。

 胃がん手術の名医だった脇坂順一教授に、

「ハゲと胃がんの関連を調べてごらん」と言われ、

 実に10年がかりで胃がん患者1001人(男性663人、女性338人)と、一般人(軽い病気の通院者=男性約7000人、女性約5000人)のハゲ率を調べあげた。

 結果、胃がん患者には明らかにハゲが少ないことがわかった。

 例えば40代の男性では一般人のハゲ率は8.6%だが、がん患者では0%。50代男性のそれは前者が14.3%、後者が2.3%だった。

 50男が100人集まれば、14人はハゲだが、同年代の胃がん患者だと2人しかいない計算になる。

 「ハゲに胃がん、ごく少なし」というわけだ。

 とはいえ、ヨロこんでばかりもいられない。

 「ハゲに脳卒中あり」「ハゲに前立腺がんあり」という俗説にも、かなり信ぴょう性があるらしい。
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各駅停車症候群 [雑感小文]

 さいたま市の浦和に住む友人は、浦和から東京までの各駅のトイレの場所を全部、把握している。

 そして、各駅停車の電車にしか乗らない。

 過敏性腸症候群だからだ。

 過敏性腸症候群(IBS)は、下腹部の痛みあるいは不快感、便通異常(下痢・便秘)が慢性的に続いているが、大腸や小腸には器質的異常(がん・潰瘍など)は認められない、機能性の腸疾患だ。

 以前は「過敏性大腸炎」と呼ばれていたが、炎症はない病態なので「過敏性大腸症候群」になり、現在は「過敏性腸症候群」で通っている。

 その名のとおり、いきなり生じる便意に対応するには、トイレのない快速には乗れない。

「各駅停車症候群だ」と苦く笑った。

 もう一つ、やはり器質的異常はなにも認められないのに、胸焼けがしたり、腹が張ったり、食後に腹痛が出たりする病気がある。

 機能性胃腸症とか機能性ディスペプシア(上腹部消化管異常=FD)と呼ばれる。

 つまりあらゆる検査を行っても「異常なし」なのだが、胃の具合がわるいのが機能性胃腸症で、腸の調子がおかしいのが過敏性腸症候群。

 上はFD、下はIBSというわけだ。

 どちらもいま、非常に増えていて、腹部の異常を訴えて来院する人の20%以上がFDかIBSだが、インテリジェンスの高い集団を調査すると、罹患(りかん)率はさらに上がるという。

 そう聞くと「実はおれも...」と手を挙げたくなる。
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急告! 愛酒家諸兄 [雑感小文]

 いささか旧聞。

 梅宮辰夫さん。転倒。

 どうして顔面衝突したんだろう。

 ポケットに手を突っ込んで歩いていたのか。

 まさか酔ってたわけじゃないよね。

 日中のイベント前なんだから。

 その後の状態は?

 おだいじに…というほかないから、言います。

 くれぐれもおだいじに!。

 さて。

 飲酒後に転倒や交通事故で頭部外傷を負うと、直後の検査では異常がないのに、半日~2日後に急死するケースがある。

 頭がむくんだり腫れたりする「脳浮腫」の悪化が原因とみられていた。

 松本博志・札幌医科大学教授(法医学)の研究チームは、「飲酒ラット」と「しらふラット」による実験で、そのことを確かめた。

「飲酒」したうえで頭を損傷したラットは、6時間後までは異常はなかったが、24時間後に脳浮腫が生じ、脳浮腫の原因の一つとされるたんぱく質「アクアポリン4」が大幅に増加し、約半数のラットが死んだという。

 花見酒、真っ盛り。

 おたがい、気をつけよう。

 飲んだら、転ぶな!

 手・ポケット歩きやめましょう。
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